カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

チョキじゃんけん 要約



チョキじゃんけん要約
「引き分けならばチョキの勝ち」

《ルール》
・3人以上が同時にグー・チョキ・パーを出したら、チョキの勝ち。
・それ以外は、普通のじゃんけんと同じ。
《効果》
・ルールが覚えやすい。
・大勢でやったとき、あっという間に勝負がつく。
※勝つ手型はチョキの代わりにグーでもパーでも可能ですが、チョキには「三すくみを断つ」という意味を持たせています。

 

書籍 チョキじゃんけん 引き分けならばチョキの勝ち
著者:柴崎 銀河
ISBN 978-4-909793-06-5
gpi.theshop.jp/items/65296875
 大勢でじゃんけんを行うと引き分けになることが多く、これまでに幾つかの改善策が出されましたが、元々のルールに「引き分けならばチョキの勝ち」という、たった一つのルールを追加するだけで、劇的に改善されてすぐに勝負が決まるようになります。
 その新ルール『チョキじゃんけん』を図解で説明します。加えて、じゃんけんの手型が4種類以上あるパターン(4種=井戸じゃんけん、5種=筆じゃんけん、7種=ばとけん)も紹介します。

Chokijan

ゲーム小説「ストーリービルダーズ」





ゲーム小説「ストーリービルダーズ」
(高度AI『すあま』 vs 人類。分岐型SFストーリー)
 

「ストーリービルダーズ」の原作は、寿甘氏が執筆した「多数決で読者がストーリーを選んでいくタイプのWeb小説」である。このとき読者に選ばれなかった選択肢の先を著者が加筆補完する形で完成させたのが、ゲーム小説「ストーリービルダーズ」だ。

 
・・・・・・
 どうしようもなく退屈な時の中で、神はある娯楽を考えた。
「よし、世界のたどる道を地球の人間に決めてもらおう。ああそうさ、これを読んでいる君のことだよ。これから私が創る世界の行く末を君に決めてもらいたい。それを私が見て楽しむのだ」
 これを読んでいるあなたに、新しい世界の命運を託したのだ。
「難しく考えることはない。物語の要所で君に選択肢を与える。それを思うままに選んでその先の未来を共に観測してくれればいいのだ。そうだな……君のことは物語を作る者『ストーリービルダー』と呼ばせてもらう。どうか私を楽しませて欲しい」
 そう言うと、神はすぐに新しい世界を創り始めるのだった。
 この世界の名前は『わくわくすあまワールド』に決定した。全人類が総力を挙げて開発した人工知能がこの名前にすることを決めたのだ。この高度AIは『助言・管理・運営』の略称から『すあま(SU-A-MA)』と呼ばれる。つまりこのAIは世界に自分の名前を付けた。
 だが、しばらくして『すあま』は思い悩む。
 何億回、何兆回、何京回シミュレートしても回避できない未来。それは「人類がこのまま存在すれば、あと百年もしないうちに全ての生命を巻き込んで滅亡する」という絶望的な結論。
 『すあま』は、この『わくわくすあまワールド』に生息する生命を守るため、人類を絶滅させることを決意したのだった。
・・・・・・
 人類は、高度AIの『すあま』が率いる無数の機械兵によって滅亡寸前にまで追い込まれた。
 それから50年が経過した。
 生き残った人々が新たな社会を作り始めている中で、少女ライナは親の形見である軍用ライフルを手に、町から町へと移動する隊商の護衛をしていた。
 そんな彼女の前に現れた機械兵。それは人間の生存を確認した『すあま』が人類を根絶するために放った切札だった。
 彼女は、仲間を得ながら、次々に襲い来る機械兵と戦い、『すあま』の本体が存在する中心領域へと向かう。彼女の旅の結末は、読者の選択によって変わる。

 
 
このゲーム小説は、2022年11月に銀河企画から刊行された。
遊びのアイデア選書 <10>
ストーリービルダーズ
著者:寿甘
イラスト:双星たかはる
シリーズ構成:柴崎銀河
A5判/横書き/フルカラー/160ページ
ISBN 978-4-909793-11-9

デジタルペーパークラフト『紙龍』


 ペーパークラフト (paper craft) というのは、紙を素材にしてそれを組み立て、立体的な構造物を製作する模型である。切り取り線を紙に印刷し、それに沿って切り抜いた後、適切に接着することで最終形態となる。組み立てる前の平面上の図形は「展開図」と呼ばれる。設計の段階でPCを使うこともでき、そういったアプリも開発されている。
 

 ここで紹介するのは、Windows上で動作するアプリの『紙龍』というもの。一種のポリゴンモデル生成システムであるが、インターフェースが小学生などにも理解できる程度に簡易化されている点と、分解再統合の思想(単純な立体の展開図をいくつか生成し、それを接合して複雑なものを完成させる)が優れている点で、特に注目される。
 

 これを開発したのは、SF『ビースト・コード』などの著者としても知られる米村貴裕氏で、画像処理の分野でも関連する論文を多数発表しており、博士(工学)号を持つ。
 

 デジタルペーパークラフト『紙龍』のアプリは、市販されていて、入手可能である。
 ソフトウェア デジタルペーパークラフト『紙龍』
 

 また、『紙龍』の使い方から内部処理の秘密までを詳述した書籍も、出版された。
 書籍 デジタルペーパークラフト『紙龍』の秘密
 

 このアプリを使う場面は、様々考えられるが、例えば、ボードゲームで、駒、クリーチャー、アイテム類を、これで設計製作すると、面白いことになると予想している。これは、既存のゲームのルールを拡張する場合や、新たなボードゲームを設計するための試作段階にも有効であろう。

 
 画像は、当該キーワードを Leonardo.ai に突っ込んで自動生成したもの。

342027894_243250268373283_69866175919674

 

 

エクスタロット物語2 天人と魔人

エクスタロット物語2 天人と魔人

柴崎銀河 著 / 双星たかはる 絵

Tmcover_151207s

『エクスタロット物語 旅人フィンと四つの王国』の前史にあたる物語です。

 フィンの物語では、天人と魔人のうち魔人たちは北の大防壁の向こう側でひっそりと暮らしています。その時代から遡ること百年前、魔人はピクセン人と呼ばれ、島の中心に芸術を愛する文明を築きました。
 一方、翼を持つ天人は大陸で文明を築いていました。彼らは空を飛び、雷の魔法を操ることができました。この二つの種族のあいだに何が起きたのか、『天人と魔人』では、その歴史が解き明かされます。

 天人が治めるレヴィア帝国は大陸北西部のガリアという地域にあります。ピクセン人の王国の中心は島国ブリタニアの南部に位置します。それぞれは平和に暮らしていましたが、互いの存在は意識しながらも海峡を渡って行き来する貿易商によって産品や情報が伝わるだけでした。
 事件は、レヴィア帝国の若き皇位継承者アドリアスが城から姿を消したことが発端となります。その頃、ピクセン王国では、恒例の謝肉祭の準備が始まっていました。……

Amazon: エクスタロット物語2 天人と魔人

Amazon: エクスタロット物語 旅人フィンと四つの王国

『エクスタロット物語2 天人と魔人』 紹介ホームページ

『エクスタロット物語 旅人フィンと四つの王国』 紹介ホームページ

エクスタロット XTAROT on Twitter


エクスタロット画集・解説 第2版

このたび、エクスタロット画集・解説(全5巻)を改訂して第2版としました。

第1版では、詩や文章をイラストとともに画像として収録(コミックと同じ手法)していましたが、今回は文字を完全テキストファイル化し、全体の容量を圧縮するとともに検索性を良くしました。これらの書籍は、AmazonからKindle版として販売されています。

エクスタロット画集・解説は、《エクスタロット》 レーベル の中核を成す刊行物で、XTAROTの占い用カードに用いられた絵の画集であるとともに、それぞれの絵や概念にインスパイアされた詩を掲載し、そして、絵が暗示する意味、24のルーン文字との対応関係、そしてトランプのマーク(小アルカナのシンボル)の由来を解説した書籍になります。第1巻から第3巻までは8種類ずつ計24種の大アルカナを解説し、第4巻と第5巻では、小アルカナの一部の絵札を解説しています。


エクスタロット画集・解説 第1巻 愛情と美徳

01s


エクスタロット画集・解説 第2巻 静寂と名誉

02s


エクスタロット画集・解説 第3巻 時間と永遠

03s


エクスタロット画集・解説 第4巻 魔剣と聖杯

04s


エクスタロット画集・解説 第5巻 聖樹と金貨

05s


エクスタロット物語 旅人フィンと四つの王国

エクスタロット物語 旅人フィンと四つの王国

双星たかはる 著

_150427s

 占いやカードゲームの基礎として考案されたエクスタロット(XTAROT、24種の大アルカナを持つタロット)。そのコンセプト・デザインとなる人物・アイテムの設定を元にしたライトノベル作品ができました。第0番、愚者のカードに登場する人物フィンが、トランプのスートを象徴する四つの王国を旅する物語です。ストーリーの著者は、エクスタロットのイラストを手掛けている双星たかはる氏、自身です。

 舞台は、翼を持つ「天人」と人間が共存する島。そこには、4つの宝物をそれぞれ守る四つの王国があって、風の精霊(魔剣)を祀る冬の国、水の精霊(聖杯)の春の国、土の精霊(金貨)の夏の国、そして火の精霊(聖樹)の秋の国が栄えています。主人公のフィンは、四つの王国を巡り、そこで起きるいざこざに巻き込まれながらも巧みに解決して、旅をしていきます。

Amazon: エクスタロット物語 旅人フィンと四つの王国

『エクスタロット物語』 紹介ホームページ

エクスタロット XTAROT on Twitter


エクスタロット画集・解説 第5巻: 聖樹と金貨

エクスタロット画集・解説 第5巻: 聖樹と金貨

双星たかはる、柴崎銀河 共著

05s

エクスタロット(拡張版タロット)のカードに用いられた絵と詩、それらの意味とマークの起源を解説した画集です。本書では、クラブ(聖樹)とダイヤ(金貨)の小アルカナであるキングK(王)、クイーンQ(女王)、カヴァリエC(騎士)、ジャックJ(若者)、エースA(精霊;数字の1)、ニルN(アイテム:数字の0)の計12枚を紹介します。マークは現代のトランプと共通ですが、いずれもアイルランドの至宝に由来するアイテムで、クラブはイチイの樹、ダイヤはリアファルの石です。本書は小アルカナのうちクラブとダイヤの絵札を扱った画集第5巻になります。表紙絵はダイヤのC〔金貨の騎士〕です。

Amazon: エクスタロット画集・解説 第5巻: 聖樹と金貨

エクスタロット XTAROT on Twitter


続きを読む "エクスタロット画集・解説 第5巻: 聖樹と金貨" »

エクスタロット画集・解説 第4巻: 魔剣と聖杯

エクスタロット画集・解説 第4巻: 魔剣と聖杯

双星たかはる、柴崎銀河 共著

04s

エクスタロット(拡張版タロット)のカードに用いられた絵と詩、それらの意味とマークの起源を解説した画集です。本書では、スペード(魔剣)とハート(聖杯)の小アルカナであるキングK(王)、クイーンQ(女王)、カヴァリエC(騎士)、ジャックJ(若者)、エースA(精霊;数字の1)、ニルN(アイテム;数字の0)の計12枚を紹介します。マークは現代のトランプと共通ですが、いずれもアイルランドの至宝に由来するアイテムで、スペードはクラウソラスの剣、ハートはダーザの杯です。本書は小アルカナのうちスペードとハートの絵札を扱った画集第4巻になります。表紙絵はハートのK(聖杯の王)です。

Amazon: エクスタロット画集・解説 第4巻: 魔剣と聖杯

エクスタロット XTAROT on Twitter


続きを読む "エクスタロット画集・解説 第4巻: 魔剣と聖杯" »

エクスタロット画集・解説 第3巻: 時間と永遠

エクスタロット画集・解説 第3巻: 時間と永遠

柴崎銀河、双星たかはる 共著

03s

エクスタロット(拡張版タロット)のカードに用いられた絵と詩、それらの意味とルーン文字との関係を解説。従来の大アルカナである第0番〔愚者〕から第21番〔世界〕までのカードに独自の第22番〔夢〕と第23番〔希望〕を追加し、「拡張(eXtended)」の意味から『エクスタロット(XTAROT)』と名付けました。24枚の大アルカナを24種のルーン文字に、意味のレベルで一致・符合させています。本書は、大アルカナの第16番から第23番までを扱った画集第3巻です。表紙絵は第21番〔世界〕です。

Amazon: エクスタロット画集・解説 第3巻: 時間と永遠

エクスタロット XTAROT on Twitter


続きを読む "エクスタロット画集・解説 第3巻: 時間と永遠" »

エクスタロット画集・解説 第2巻: 静寂と名誉

エクスタロット画集・解説 第2巻: 静寂と名誉

柴崎銀河、双星たかはる 共著

02s

エクスタロット(拡張版タロット)のカードに用いられた絵と詩、それらの意味とルーン文字との関係を解説。従来の大アルカナである第0番〔愚者〕から第21番〔世界〕までのカードに独自の第22番〔夢〕と第23番〔希望〕を追加し、「拡張(eXtended)」の意味から『エクスタロット(XTAROT)』と名付けました。24枚の大アルカナを24種のルーン文字に、意味のレベルで一致・符合させています。本書は、大アルカナの第8番から第15番までを扱った画集第2巻です。表紙絵は第15番〔悪魔〕です。

Amazon: エクスタロット画集・解説 第2巻: 静寂と名誉

エクスタロット XTAROT on Twitter


続きを読む "エクスタロット画集・解説 第2巻: 静寂と名誉" »

より以前の記事一覧