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デジタルペーパークラフト『紙龍』


 ペーパークラフト (paper craft) というのは、紙を素材にしてそれを組み立て、立体的な構造物を製作する模型である。切り取り線を紙に印刷し、それに沿って切り抜いた後、適切に接着することで最終形態となる。組み立てる前の平面上の図形は「展開図」と呼ばれる。設計の段階でPCを使うこともでき、そういったアプリも開発されている。
 

 ここで紹介するのは、Windows上で動作するアプリの『紙龍』というもの。一種のポリゴンモデル生成システムであるが、インターフェースが小学生などにも理解できる程度に簡易化されている点と、分解再統合の思想(単純な立体の展開図をいくつか生成し、それを接合して複雑なものを完成させる)が優れている点で、特に注目される。
 

 これを開発したのは、SF『ビースト・コード』などの著者としても知られる米村貴裕氏で、画像処理の分野でも関連する論文を多数発表しており、博士(工学)号を持つ。
 

 デジタルペーパークラフト『紙龍』のアプリは、市販されていて、入手可能である。
 ソフトウェア デジタルペーパークラフト『紙龍』
 

 また、『紙龍』の使い方から内部処理の秘密までを詳述した書籍も、出版された。
 書籍 デジタルペーパークラフト『紙龍』の秘密
 

 このアプリを使う場面は、様々考えられるが、例えば、ボードゲームで、駒、クリーチャー、アイテム類を、これで設計製作すると、面白いことになると予想している。これは、既存のゲームのルールを拡張する場合や、新たなボードゲームを設計するための試作段階にも有効であろう。

 
 画像は、当該キーワードを Leonardo.ai に突っ込んで自動生成したもの。

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